
くもり 28-15℃
なるべく3日で終わってほしい。
その、要望は自分にとっては猶予は3日であるということだ。
この現場は試掘してから掘削作業をすることになっていて、試掘作業は元請けの方でやっておくという話だったのだが、現場に入る前日に話が少し変わり、当日試掘作業を元請けがする手筈となった。
この話を受けて、当日試掘するならどうせ半日は潰れるだろう。と貴重な3日間のうち半日分を諦め、同時に大変な現場になりそうだと、しゃかりき働く覚悟を決めた。
当日、この日、現場入りするボーリング班はうちの他にもう1班いて、うちの班の試掘をしてもらえるのは2番目でした。
試掘の前に舗装をカッターで切るので、切る作業にも時間がかかるし、舗装の下の盛土層も石がゴロゴロ入っていて掘りにくいので、なかなか試掘が終わらない。
現場に到着してから1時間たっても自分のところの試掘が始まらない。
もうひと班の同業者さんも同じ工期の中で作業をするので、時間がしばらく経った頃に、元請け担当者の拙く鈍いスコップ使いに痺れを切らしてスコップとバールを受け取り、自分達で試掘作業を始めた。
そうすると、手が空いた元請け担当者がいよいよ自分の掘削ポイントの試掘を始めるためにカッターを持って移動してきた。
トロトロトロトロ
ノロノロノロノロ
と動くし、ヘラヘラしているので
「早くしないと終わらないので、自分がやりますね」と伝えてカッターを受け取り試掘作業を進めた。
舗装を切り取り、盛土層を試掘していると、途中で大きな石に当たった。
大きすぎるので、せっかく掘った場所を少しずらして試掘していくが、しばらくするとまた、大きな石に当たった。
舗装を50×50cm程度の大きさに切ったのだけど、切った範囲のどの箇所も大きな石に阻まれて試掘確認深度まで掘り進むことが出来ない。
バールで突きまくって乱れた息を整えるために、横で突っ立っていた元請けさんに持っていたバールを渡すと、大きな石と石の間をどうにか突いてこじ開けようとしている。
そこの石の間は俺も突いたけど、どうにもならないんだよ、と思いながら眺めていると、スタッフ(長さ測定用)を石の間に当ててスタッフを少し倒したりしながら、身体を伸ばして高い位置から見たりしている。
もしかして、ワンチャン試掘確認深度っぽく写真が撮れるかどうかということだろうか?
なにをしてるんだと思っていると、大きな石だと思っていたものが200mm程度の管が2本並んでいる様に見えてきた。
前にも試掘をしていて同じようなケースを経験したことがあったので、大きな石らしきものをはっきりと確認するために50×50cmで切った舗装内を綺麗に掘ってみると、十中八九200mm程度の何かの管だろうと思えるものが姿を現した。
試掘作業としては、ボーリング作業前に埋設物を発見するという、いい仕事をしたようだが、あれだけ頑張って試掘作業をしたのに、時間的には全て無駄になってしまった。
つべこべ思っていても仕方ないので、モヤモヤする気持ちを背負いながら、試掘した場所の横に再度同じように舗装を切ってから、なんとか試掘を完了させた。
なんやかんやと忙しいのにこの現場、朝礼7:50、昼礼12:50という縛りまである。
掘削の方も軟弱だと思ってたのに、予想してない岩盤が出てくるし、途中で油圧レバーが何故か破損してしまい、思うように進まない。
進まないし、一緒に入った同業者さんも昼も掘削しているから自分もお弁当だけ食べて、休憩ほぼなしで、作業時間ギリギリの17:30まで掘削作業に当たった。
フルスピードで上下左右に動きまくったので、次の日の朝、筋肉がビリビリして身体が相当重たかった。2日目はもっとビリビリして重たかった。
なんやかんやと頑張って猶予の3日目になんとか時間ギリギリまでには終われそうということになり、ラストスパートをかけて、助手さんにも「てこ」を入れて、なんとか終わることができました。
撤収前に調査ポイントの養生をしていると、現場の所長がこちらへきて、笑いながら
「急いでて変なことになってるとかないよね?」
冗談に取れんわクソと思ったが、なんとか紳士的に返事をした。こんなんばっかりで嫌な気持ちになるわ。
ルールの中で頑張ったときは普通に報われたいんだけどな、、。
まぁ次、急いで次の現場へ。
いい孔掘れますように。