
どうもボリーです。
コア取りでダブルコアチューブで掘っているときに礫や玉石が先端に詰まってしまうことがあります。
この現象をコア詰まりと呼んでいます。
コア詰まりを起こすとコア採取に悪影響がでたり、マシンでいくら押したり回しても掘進できなくなったりします。
コア詰まりはダブル先端のリフターの使用の有無に関わらず起こりますが
リフター無しの方が干渉するものがない分コア詰まりしにくいところがありそうです。(模索中ですが)
リフター無しの方がコア詰まりした際に取った対処によってコア詰まりを解消しやすいところもあると思います。
(その分落失の恐れもあるけど…)
僕は少し前までは掘削中にコア詰まりした場合に給圧を上げて圧によってどうにか解消しようとしていました。
しかしこのやり方では解消するケースは少なくて、圧を上げてみたものの結局進まなくて1度地上に上げて、詰まった礫などを取り除いていました。
一度昇降するとコア取りの途中でスリーブが途切れてしまうし
ロッド昇降による時間がかかるので悩んでいました。
相現場などで知り合いの同業者のやり方を見ているとコア取りの最中にコアが詰まったと感じたら回したまま少し持ち上げて再度降ろすという掘り方をしていました。
これは少し上げることによって詰まりかけているコアを落としたり、少し動かしてから再度掘ることでコア詰まりを解消しようという操作です。
この方法を知ってはいても先端のダイヤモンドビットやリフターの消耗や中身の入ったダブルコアチューブにかかる衝撃を思うとなかなか出来ませんでした。
そんな中、ふかぼり!で相談してみたところ、一度上げてコア詰まりを解消させる操作をしている方が多かったので自分も試してみることにしました。

コア詰まり解消のための対処をやってみて感じたこと
操作の流れとして
①コア詰まりする→②少し上げる→③再度降ろす→④解消orコア詰まり
となるのですが
普通にこの操作をするだけではなかなかうまくいきませんでした。
操作のポイントを流れごとに考えてみる
①コア詰まりする
コア詰まりしたという認識は早いほどいいでしょう。
コア詰まりしかけている状態で掘り進めることはコア採取的にもコア詰まりの解消対処時にも影響します。
そのためには掘っているモノと扱っているダイヤの能力を把握していることが重要です。
扱っているダイヤの能力で対象のモノを掘った場合どのくらいの給圧、回転、エンジン音で掘り進んでいることが正常なのかの仮設定を持ちながら操作するような感じでやっていました。
そうすることで給圧がこれくらいなのに掘り進まないのはおかしいという判断がつきやすく早い対処につながるでしょう。
➁少し上げる
少し上げるというのはコア取り中にそのままの状態で少しだけ2.3㎝持ち上げます。
上げるときは道具のことを思うと一度回転を止めて上げるのが無難かと思いますが、相現場のオペさんやふかぼり!で教えてくれた方々は回転した状態のまま上げるという声が多かったです。
もちろんケースバイケースでしょうけど今回僕も回転したまま上げてみたりを試しました、今回はダイヤやリフターが壊れたりすることはなかったです。
ただ礫が詰まっている場合ではなくて岩盤掘りをしているときのようにリフターが効いている場合には止めた状態であげてみるのがやはり無難かな?とか思っています。
③再度降ろす
降ろす際は孔内の状況を想像しながらエンジン音と機械の挙動を観察しながら慎重に無理のないように降ろしました。
理想は自重や少しの給圧で解消させたいですね。
この時にあまり無理して給圧をかけると余計に詰まってしまって操作だけではどうにもならなくなって一度地上に上げて詰まったコアを取り除かないといけなくなります。
④解消orコア詰まり
慎重に降ろしてみてコア詰まりが解消させられても解消直後は再度コア詰まりしやすいので引き続き慎重に挙動を見ながら掘削します。
③で慎重に降ろしてもコア詰まりが解消できない場合は挙動を見ながら①~③を再度やってみます。
それでも解消に至らない場合は地上に上げてコア詰まりを解消させますが、どうせ上げるのならということで上げる前に一度高い給圧をかけてみることもあります。
(これで解消する場合もあり)
実際に何回も解消するための対処をやってみているとコア詰まりが解消できそうかどうかの判断が早くなっている気がしています。
それからコア詰まりを解消させることができることで品質の向上とスピードアップに繋がっていることを実感しています。
ただこの解消方法は機械の音や挙動に気をつけないと場合によっては一度上げて礫を取り出す以上の時間がかかることも考えられるので注意が必要でしょう。
ボーリング技術者 ボリ・ボリー