
どうもボリーです。
軟弱掘りの調査現場でケーシングを20本程度挿入して、土日休み明けの月曜日のことでした。
朝イチにポンプで泥水を送水しましたがしばらく待ってもケーシングの外側から上手く水が戻ってきませんでした…
うーーーん、またこうなってしまった!!
こうなった時は水を送り続けても解決することは少ないし逆に送り過ぎが原因で抑留事故に繋がることもあるのでしばらく送水したあとに見切りをつけてケーシングを数本抜いて再度送水することによって解決しました。
泥水が戻ってきてから戻ってくる泥水を観察していると細砂が多く上がってきていました。
これが原因かもしれない?と思ったことから
今回は泥水中の細粒分ついて考えてみました。
休み明けは休みの間ケーシングを動かしてないことで土圧の影響を受けて、日を置いた分だけ動き辛くなります
それから長い間ケーシングを置いておくと
ケーシングと孔壁の間のクリアランスで泥水中に混合していた細粒分や細かい砂が沈降してクリアランス内で堆積して泥水が通るはずの水道をシールしたような状態になることがあります。
これらの状態を防ぐために
休みに入る前や循環用やサンプリング用に入れたケーシングを数日動かさず置いておく場合には
しっかりと泥水中のスライムを取り除いておく必要があります。
特に取り除いておきたいのがケーシングと孔壁の間でトラブルを引き起こす原因になりやすいシルト~細砂の粒径のものです。
細かい粒子のスライムは取り除くのが困難で泥水と一緒に回ってしまいがちなのですが、それを解消するために使われるのが分散剤という泥剤です。
分散剤は泥水の粘性を下げたり、泥水中のスライムの分離をよくする効果があるので使用することによって泥水中の細かい粒子を取り除く事ができます。
といっても自分自身1.2年前から使えそう現場で感触を試しながら使っている状態です。
それで今回も土日の2日間ケーシングをしばらく動かさないことを踏まえて作業終了前にテルフローを使用しながらしばらくスライムの掃除をしてのですが、、、
テルフローも使用して、しばらく掃除したのにも関わらず月曜日の朝に水が戻らなかった…
戻った泥水中に細砂の混入が多かった…
思い返すと使用していた泥水の濃度は比較的高かった…
これらの状況から考えるにテルフローは粘性を下げて分離はよくさせるが比較的濃度が高い中ではスライム除去に対して即効性は少ない。
ということなのかもしれない。
なので極端にいうと、かなり濃い泥水に分散剤が添加してあったところで細砂や極細砂の分離はよくならないということだ。
分散剤の説明を見ると、混ぜたベントナイトに段階的に入れて使うものとなっているから泥水の入れ替えでもしない限り即効性を期待するのは違うのだろう。
ということで分散剤を入れたからといって分離がいい、スライムが掃除できている。と思うのではなくて
基礎的なことですが貫入試料などを観察して土質に合った泥水の濃度に調整して掘ることがスライムの分離をより良くする一番のポイントなのだと感じました。
トライアンドエラーを繰り返して今後も色々試して考えていくしかない。
いい孔掘れますように。
ボーリングオペレーター
ボリ・ボリー
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