
どうもボリーです。
助手さんについてです。
助手さんについては地質調査の現場にとって昔からかなり重要な問題ですが、最近では昔よりも深刻な状況になっています。
問題とは、人手不足に加えて定着してもらう難しさや育成の難しさがあります。
助手さんについては、大体どこの会社を見ても悩んでいないことはないように思います。
身近な方々も悩んでいたり、工夫していたりする中で、私自身も2年間一緒に作業していた助手君が昨年離職しました。
いやー難しい。
目標はシンプルに良い仕事をしたいだけなんですけど。。
助手君が離職してから期間が経って色々と落ち着いたので、うまく言える自信はないけど、悔しい気持ちとともに感じていることを赤裸々に書きたい。
書くことは問題の解決方法ではありません、ただ、うちにあるものを吐き出したいです。
今後も付きまとうであろうこの問題についての現状をとにかく書きたい。
記事中に過激と思われる発言や偏見がありますが、記事を書く中で他者に対して差別や否定の気持ちは無いことを申し上げておきます。
地質調査の助手問題について
助手とか手元という名前が俗称になっていますが公では地質調査補助員といいます。
”助手”や”補助員”という文字の通り基本的にサポートをする役割の仕事なので、一見誰にでもできそうですが、実際はなかなか大変な作業なので誰にでもできる仕事とは僕は思いません。
なかなか大変という理由はいくつもありますが、大きいところでいうと屋外の作業なので夏は暑いし冬は寒いし雨も風もある中での作業です。
資材は鉄製品が多いので、力仕事が多いのと土や泥材を触るので汚れることもあります。
それから他の屋外作業や力仕事に比べて大変な割には、それほど稼ぎが多くないことや、最近では少なくなってきましたが基本的に工程が優先なのでスケジュールが見えにくく休みが取りづらいです。
年に数回くらいは隣県などに出張もあります。
以上のことだけでも、昨今の働き手にはなかなかやってみたいとは思われないと思っています。
しかしこれらのポイントを踏まえて、地質調査助手として作業をしてもらうにはどうするか?
どうやったら働いてもらえるか?定着してもらえるか?
どうしたらいいかを考えると、他の仕事と同じようにまずは働きやすい環境作りや賃金を上げようということになると思います。
そしてそれを行うためには、もちろんその分毎日の作業の中で利益を上げる必要が出てきます。
そんな中、地質調査は様々な現場に入ります。
例えば簡単な現場から難しい現場、直請けか2次請けとか。
それは他の職種にもあることですが、地質調査の場合は掘ってみてから現地で発覚することも多いので、思うように進捗が進まないこともよくあります。
そして、予定外に作業にかかった手間賃も請求したままもらえるというわけでもありません。
良い条件の業務で安定して毎日働けたらいいのですが、いつもいつもそうなることは難しいでしょう。
なので現場でできることは
とにかく
毎日現場で目の前のことについて考えて工夫しながら頑張るという状態です。
それでうまくいけばいいですけど、、、
助手さんの仕事レベル
この後の話を書く前にここで一旦助手さんの話。
オペレーターと同じように、助手さんも仕事ができるとかあんまりだとか仕事レベルが一人一人違います。
新人であったり、派遣の方だったり、ベテランだったり、ベテランだけど積極的には動かない方だったり。
地質調査の数だけ助手さんがいますが、助手さんの仕事レベルにも色々あるので、私の独断と偏見で助手さんについて、ざっくりレベル分けをしてご紹介したいと思います。
レベル 初心者
新人や人材派遣から来られた方。基本的に作業をした事がない方。
レベル 助手
経験者。1ヶ月辺り~ベテランまで。
基本的な仕事の流れが分かっていて、利用する道具の名前が伝わる方。経験に関わらずやる気がない方。
レベル オペ候補助手
簡単なマシンの操作ができる。基本的な仕事の流れが分かることに加えて次の作業を予測したり、積極的に作業に参加している方。
レベル 副オペレーター
オペレーターができることがある程度できて、オペレーターをするつもりがある方。
僕は助手さんの仕事レベルをこのくらいの段階で見ています。
自分自身も全ての段階を通ってきたと思っています。
作業進捗の限界
助手問題について悩んでいる経営者や会社が少しでも日々いい仕事をするために、できることをしようとしていることについては上記で説明しました。
そして、より良い仕事をするためにできる限り頑張るのですが、頑張る頑張ると言っても現場を頑張って作業の進捗を増やすことには限界があります。
多くの現場オペレーターは、そもそもいつだって基本的に自分の出せる力を最大限出して作業しているはずです。
その上で会社作りのためということで1mでも多く掘って残業時間を過ぎない時間に間に合うように帰社することを心掛けているのです。
助手の可能性
そんな中、もう少しでも作業の進捗や質を上げていこうとしたとき
作業は二人一組が基本ですからオペレーターだけではなく助手さんが成長してレベルを上げていくことにより、さらに良い現場になることでしょう。
助手の現実
しかし現実はそうなることはとても難しいと感じています。
自分の周りや他社を見ても、先ほど上でレベルを設定したところの、レベル助手の人材が非常に多いのです。
レベル助手
助手の仕事をしていてレベル助手ですから仕事として成立はしているので、レベル助手の助手さんが悪いわけではありません。
しかし成長してもらうということを考えたときにかなり育成が難しいです。
新人以外のレベル助手さんでよく見かけるのが、自分で考えるということがあまりなく、自主的に仕事上の質問を行うこともほぼありません。俗にいうお客様体質です。
それだけならまだいいですが、自分で考えない分、指示を出したりルールを決めても、極端に覚えが悪いとかコミュニケーションが思うように取れないこともよくあります。
最近は助手志望の方で精神疾患や発達障害の方もとても多いです。
人それぞれ性格や能力が違うので多様でいいですが、一人一人にあったやり方で現場で作業を進めることは難しすぎます。
勝手に決めつけるわけではありませんが、レベル助手の方の中には成長を促しても思うようにいかず、助手さん、教育係、会社の全員が疲弊してしまい、最後は助手さんが辞めてしまうことをよく見かけられます。
助手さんが辞めることをできれば会社は防ぎたいという考えから、多くの場合は難しい育成はせずに、レベル助手のまま助手作業に専念してもらうことで成り立っている場合が多いです。
続けることが難しい
レベル助手の方でも大体経験年数が3年も経てば助手としていろんな仕事ができるようになります。
だから途中であきらめずに頑張ってみてほしいのですが、3年というと短いようで長くその間で誰もが人生いろいろあります。
そんな中、助手は簡単な助手作業しかできないと給料の昇給がなかなかありません。
オペ候補助手レベルになると仕事レベルが上がったということで昇給もあるかもしれませんが、どちらにせよオペレータにならないと給料は大きく上がりません。
しかし作業内容は楽ではない中で、どうせ働くなら給料は多くほしいと思うけど
残業もほぼないので残業代もあてにならないし、将来にオペレーターをするつもりもないとなると考えるのが転職です。
転職するなら早い方がいいかもしれないし、助手をしている間に結婚や出産などの家庭の事情で必要な収入や働き方も変わってくることも考えられます。
そしてこうして色んなことが複合的に起きると、助手さんの仕事に多くを求めなかったとしても辞めてしまうケースが多いように思います。
レベル オペ候補助手、副オペレーター
このレベルの方は、やる気や環境やタイミングによって、やる気さえあればボーリングオペレーターとして働くことだと思います。
しかし会社としては、だから安泰ということではなくて、オペ候補助手や副オペレーターの方の中には、より良い会社環境や独立や転職を求めて退社する方も多いです。
技術の世界なので誰でもいち技術者として独立信を持って仕事することは大事なことですが、成長した技術者と同じ仕事レベルの方はそうそう見つからないので、会社としては退職する技術者を応援する気持ちと、一方で今後の会社の在り方を考え直さないといけなくなるくらい悩ましいことでしょう。
今までのやり方は維持できないのではないか?
日本全体で人手不足と叫んでいる中で、個人零細ボーリング屋の現実の人材環境には上記に書いたようなことが起きています。
今の環境でどのように会社作りをしていくのか?
今までのようにオペレーターの頭数に合わせて助手さんを何とか用意して何とか食っていければいいのだろうか?
そして今までのそうしたギリギリの生活も、このままでは維持できないのではないだろうか?
そこまでして、誰のために仕事をしているのか?
それは誰もが自分自身や家族のためなはずだ。
会社環境の整備
とにかく今は、こんな状況だからこそ今までどうだではなくて、今現在のことに取り組むしかないのだ。
そしてそれは、まずは会社の環境整備だと思う。
会社ごとにそれぞれの目標を掲げて、現実可能な範囲で少しずつ今の世の中に合った会社作りをすること。
そこには、今回挙げたような、人手不足や助手レベル、そのために利益を上げるなんて問題は当たり前のこととしてあって、だから当たり前にこういう対策をしているというようなことが行われている。
そんな風に意識から変えなければやっていけないようになっていると思う。
信頼できる人間がいないと難しいか
そうして今までとは違う意識の改革をしつつ、会社環境をコツコツと整えるにも、ある程度安定した職場環境じゃないと難しいように思う。
日々悩みながら新しいことを進めていくためには日常の中で我慢しなければいけないことも多いと思う。
自分の掲げている目標に同じ方向を向いてついてきてもらえる人とじゃなければ環境を整えるのも難しい状況になるだろう。
だからこそ昔から家族経営などが多いのだろうか。
今は元請け自社班が正解かもしれない
こうして考えてみると、個人でギリギリやりながら全部うまくやることは今のご時世難しいのかもしれない。
助手が休んでも、急に辞めても、その日の代わりが居たり、助手自身も休みや福利厚生もある程度安定してもらえるし。
ボーリングオペレーターとして技術者に専念してその分の対価をきちんといただいて、求人や労務管理は会社に任せる。
その方が皆が健康的に生きられるかもしれない。
長くなりました
この記事は内容に個人的な偏見が大いにあるので書いたものを確認しながらちょっとずつ書き進めて、やっと書ききることができました。
途中途中でレベルがどうと書いていますが実際仕事できる出来ないなんて日常茶飯事にどこの世界でもあることですからあまりワードは気にせず読み進めてもらいたいです。
去年離職した助手くんについては自身としてはそれなりにできるように育てたかったですが、今回書いた中にもあるようなことから予定通りにいくことにはなりませんでした。
悔しい結果にはなりましたが、今思えばお互いにとってその方が良かったようにも思いますし、一生懸命に取り組んだことで今後の人生にも活用できるくらい様々な学びがありました。
この想いを忘れないように、今後の仕事に、自分なりの形で挑戦していきたい。
以上、ボリーより。