
SNSやブログに最近投稿したフェリーに乗り込みという記事の中で、離島へ行きますと言ってきましたが、離島の正体は島根県の隠岐島という日本海にある島でした。
少し前に本ブログで書いた、フェリーに乗りこみではフェリーに乗船中に書いて島へ着いてからすぐにアップロードしました。
その後、島生活3日目に本土での生活と違う部分や、気がついたことなどを記事にしたものを投稿しました。
記事になったもの以外に隠岐島で味わったことがたくさんあるので、島へ到着してから帰るまでの流れに沿いながら色々とご紹介したいと思います。
ショッピングセンターひまり
出発
フェリーが島へ到着するとアナウンスと船員さんの案内に沿って車両甲板に降りてユニックに乗り込み上陸して港へ続くランプウェイが開くのを待ちます。
ランプウェイが徐々に開いて行き先が見えてくる光景は、以前小豆島へいったときも同じように興奮したことを思い出しながら、知らない土地に今から上陸することに心が踊りました。
「フェリーに出たら左側に停めて待っててね」と言われていたので、駐車位置はどこだ?と鬼の形相で辺りを見渡して探す。
しかしそんな場所は見当たらないし、逆に停めないでみたいなことが書いてある看板と有料駐車場しかない。
停める場所が分からないけど、道路脇に車を停めて待っていることもできそうにない、、
どうしようか悩んでいるとふと、フェリーに乗る前に担当さんが島へ着いて合流した後に現場近くのスーパーマーケットで弁当を買ってから現場へ行くと言っていたことを思い出した。
現場近くのスーパーマーケットはショッピングセンターひまりという店しかないのは知っていたので、担当さんに目的のスーパーマーケットがひまりであることを確認してから、先に向かうことにした。
いざ、島内へ
ついに島内へ進入する。
今回は隠岐島諸島の中の島後と呼ばれている方の島に来ていました。隠岐島の中で1番栄えている島だと聞いていました。
噂通り、港から現場へ向かう道中に、本土にもあるドラッグストアやホームセンターがちらほらと建っていました。
ご飯屋さんもちょこちょこあるな...なんてよだれを垂らして眺めていると、GoogleMAPさんがショッピングセンターひまりにもうすぐ着くことを教えてくれたので、指示にしたがってひまりの駐車場に入りユニックを停めてショッピングセンターひまりへ弁当を買いに向かった。
ショッピングセンターひまりの店内は、スーパーマーケットと酒屋と服・雑貨屋が営業していた。
スーパーマーケットの方へ向かって惣菜コーナーで弁当を買った。
惣菜も食材もここが島であることを全く感じさせない豊富な品揃えでした。
スーパーマーケットひまりは現場の近くにあったので現場作業中は昼と夕方に宿に帰るときに毎日利用させていただきました。
いざ、掘削~掘削完了
ひまりで弁当を選んでいると担当さんも到着して合流して現場へ乗り込んだ。
現場の説明を受けて、いよいよ積み込んできた資材を降ろして機材を搬入する。
地元から離れた場所で、いつも通りの仮設方法で作業していることに妙な違和感を感じながら機材の設置を進めた。
機材の設置が完了して、いざ、掘りはじめました。
上部は盛土でした。
隠岐島は盛土材にする土が少なく、山で採取した石が入っていることが多いという噂を聞いていました。
なるべく石に当たらないように願っていましたが、噂通り石が多く盛土箇所は時間がかかりました。
数日で掘り終わりましたが、掘削中に途中の層で逸水したり、大きい玉石が出てきたりを経て、支持層で岩盤を確認して掘削完了となりました。
隠岐島の食
初の隠岐島居酒屋
島へ着いた初日に担当さんに夜ご飯に誘っていただいて、初めての隠岐島のお店で食事をすることになりました。
居酒屋に連れて行ってもらいまして
地物の魚介や居酒屋料理をたくさん楽しむことができました。
お刺身は白バイ貝が美味しかったです
助手さんが担当さんに薦められて隠岐島名物のばくだんおにぎりを食べていて、これは自分も帰るまでに食べたいと狙いをつけていました。
隠岐島ランチ
最終日のお昼に西郷港の近くのお店でばくだんおにぎりを食べました。
うどんも有名なのか推してるのか島でよく見かけるのでうどんもセットにしました。
そして、隠岐島でとても有名な島で養殖された岩牡蠣もこの一緒に注文していただきました。
最終日のこのランチが1番隠岐島っぽい食事でしたね。


西郷港周辺散策
4日目の夜に西郷港の前のお店が集まっているエリアを散策してみると、少し歩くと色んなお店がありどこも繁盛しているようでした。
良さそうな居酒屋をチェックしておいたのでまた行く機会があれば行ってみます。

いい食堂発見
ひまりの弁当に慣れてきて、掘削作業も目処がたった頃に現場の近くのご飯屋さんを探してみると、500mくらい離れたところに食堂があったので歩いて向かってみた。
こめこめまんまという食堂でした。
扉を開けると地元の家族や自分と同じような格好をした働く男達がテーブルいっぱいに座っていました。
活気がある接客ですぐに空いた席に通してもらって注文をみると、どれも安くて美味しそう。
周りの席をみるとみんなラーメンと何かのセットを食べている。
とにかくお得な値段で種類が豊富なのでだいぶん悩んでからラーメンチャーハンセットと助手さんの親子丼を注文する。
安い、早い、美味い、食堂のお手本みたいなお店なので仕事ランチにはピッタリだと思います。
しばらくなら毎日でも通える気がする。

宿について
宿は2食付きの宿を取りました。
今回は現場出張でよくある、民宿で和室で同じ部屋という選択は避けて宿探しをしたので、よくある民宿よりは数千円値段が高い宿になりました。
初めに泊まった場所は景色は良かったですが、それ以外は無難な合宿施設のような宿でした。
次に宿泊した宿では施設、食事、接客など意識高い仕事をしてもらえる宿でした。
出張を終えてみて思うと
今度はよくある民宿宿で個室を狙ってみるのがいいかなと思いました。
というのも、よくある民宿宿はまず値段が安いです。施設は古いことが多いですが食事はボリュームがあって地元らしさのある食事を出してくれることも多いからです。
しかしやっぱり個室が取れないとかトイレお風呂共同とかそういう普段暮らしと違う共同生活感が気になりますから、、悩ましい所です。
隠岐島観光
今回、西郷港から本土へ向かう帰りのフェリーは9:00と15:00で、15:00のフェリーを予約していました。
最終日の前日に撤去は完了していたので最終日前日の午後から最終日の15:00まで空き時間ができました。
可能なら9:00の便に変更出来ないかと問い合わせてみましたが予約が多いので変更はできないということでした。
こうなったら帰りのフェリーの便まで社会勉強をしようということで隠岐島(島後)の様々な場所に行ってみることにしました。
隠岐温泉GOKA
まずは最終日の前日に撤去が終わって宿に帰る前に島にある温泉に行ってみることにしました。
島の峠を超えて行ったところに隠岐温泉GOKAはありました。
水着を着用して入ればプールやミストサウナや寝湯などを楽しめる大浴場が利用できるようでしたが今回はお風呂のみの利用にしました。
ぬめりのある独特なお湯でした。
せっかくなら水着着用して大浴場利用にした方が施設でゆっくり過ごせそうなところでした。
ご当地の湯で汗を流して身体を清めて、来た道を戻って宿へ向かった。
隠岐自然館・隠岐ジオパークセンター

宿にチェックインすると夕食は18:00からということだったので宿の周りを探索することにしました。
隠岐島は世界ジオパークに認定されている島で、珍しい地質構造や自然が生み出した名所などを見て回れるポイントが島中にいくつもあるのですが
結局どこに行ったらいいのかよく分からないと感じていたので、まずはじめに西郷港の2階にある隠岐自然観という資料館へ行ってみることにしました。
宿の予約をした時には気がついていませんでしたが、宿と隠岐自然館は歩いて5分くらいで行ける近さでした。
2階に上がり受付をすると、ちょうど解説員の解説が始まる時間が近かったらしく解説を聞くかどうかと聞かれたので、助手さんと聞いてみようと決めて解説をしてもらうことにしました。
島の歴史、地質や地形、植物や動物、人の文化や島のおすすめスポットを教えてもらいました。
色々質問しながらたくさんお話を聞いたので、次の日に行ってみたい場所も目星がつきました。
いい勉強したなあと気分が上がったので帰りに記念に隠岐島についてのパンプレットを購入して宿に戻りました。

壇鏡の滝
最終日、朝起きて朝食を食べてしばらく部屋でゆっくりしていたのですが、民宿に泊まっているのに今日やることはフェリーに乗って帰るだけという不思議な感覚と拭いきれない罪悪感のような気持ちを感じていましたが、難しいことは考えずにせっかくなら楽しもう!社会勉強だ!無事に帰ることも仕事である!と思い込みチェックアウトして宿を出ました。
昨日解説員さんに見応えのある景観のスポットに行きたいですと伝えたら、そしたらということで教えてもらった人気スポットの壇鏡の滝へと向かうことにした。
ただ、移動手段がボーリングマシンを積んだトラックしかないので、その滝へと辿り着けるか心配だった。
解説員の方にはトラックでも行けると聞いていたので向かってみましたが、なんとなんと、険しいところでした。
山の奥の方へ奥の方へと入っていきます。
山道は起伏が大きく、対向車とすれ違うことも困難な道をどんどんどんどん進んでいくと鳥居があり、その中をくぐっていくと滝へと続く駐車場があって、そこに駐車して滝へと続く道へと歩きました。

溢れ出ているマイナスイオンと山の音を受けながらしばらく歩いていました。

冒険感があって楽しいのですが、自分の中の冷静がボーリングマシンを積んでユニックでこんなとこ来て何してんだ?山の現場みたいなとこじゃないかと訴えかけてきたけど、そんな声はもはや無視して滝へと続く道を探索する。
昔はもっと人が多く集まった場所だからなのか、休憩所のような小屋も道の途中にあった。
滝は2つあって、ひとつめは想像していた滝の勢いとは違い、壁伝いに水がさらさらと流れているだけでしたが、それでも、初めて見ようと思って見た滝と呼ばれるそれは滝の尊さのようのものを僕に初めて教えてくれたように感じました。
奥にあるおそらくメインの滝へと歩く
朝まで降っていた雨の影響でこの日の滝の水量が多かったのか少なかったのか定かには分かりませんが、サァーっと、1つ目の滝よりは滝らしく水が落ちてきていました。
滝の流れに神聖な雰囲気を感じましたが、僕は滝よりも今まで滝に抉られてオーバーハングしている高くて巨大な岩盤の路頭に自然のスケールの大きさを怖いくらいに感じました。
自然館の解説員さんから、奥の滝が流れてくる山の壁はオーバーハングしていて、今にも落石してきそうだけど自己責任で滝の奥側まで入ることが出来ると聞いていたので、巨大な落石は止められそうにない一応安全のために設置してあるような屋根の下を通って滝の落ちてくる地点の1番近くまで行ってみた。

自然崇拝なのか何かの神様なのか知らないけど、滝の下の山の壁に掘られた穴の中に祀られていた何かに滝への敬意をこめて参拝させていただきました。
参拝を終えると急に頭の上の巨大な岩盤からの落石が怖くなって急いで下山しました。
大津久の礫岩
滝へと続く入口の集落まで下山すると思いのほか観光に疲れてしまったので、まだ早いけど港の周辺に帰ることにした。
港へと続く道を進んでいると、島内にいくつもあるジオスポットが近くあることを示す看板を発見した。
港まで帰るつもりだったけどまだ昼にするにも早いし、寄り道してみることにした。
進んだ道はどんどん下っていき港のある集落に出た。
道を間違えたかもしれないが一本道なのでそんなはずはないはずと辺りを見渡すと
ジオパーク印の看板を発見した。
看板の目の前には礫岩の路頭が1面に広がっていた。


路頭を見て助手君とへぇーとかうーんとか言いながら眺める。
地質調査オペらしい発言といえば
「どの地点を掘るかで石の量に随分違いがあるね」だった。
一通り自力で路頭を楽しんでから初めに見つけたジオパーク印の看板の解説を読む。

一通り読んで分かった気になったところで切り上げて港へと向かった。
帰路
港周辺でお昼ご飯を食べましたが、それでもまだ2時間以上もフェリー乗り込みまで時間がありました。
昨日から隠岐島自然館で勉強して、名所の見学をして、名物も食べたし、隠岐島初心者としては今回の出張で十分見て回ったように思ったので車内で本を読んだりして残りの時間を過ごすことにした。
15:00に乗り込みなので、14:30頃に、来る時と同じようにフェリー乗り場で受付をしてからフェリーに乗り込んだ。
来る時には、なぜフェリーに乗り込んだ人達が皆寝そべっているのかよく分からなかったですが、帰り道ではそれが陣取りだと分かっていますから、僕もフェリーが出航してからゆっくり寝られるように寝そべって陣取りして出航を待ちました。
船は出航して、安全に本土へと到着しました。
フェリーからユニックに乗って出て、会社に向かって帰っていると、途中の橋の上から、平たくて広い街並みが一望できました。
島より広い世界に帰ってきたんだという実感と、早く奥さんに会いに帰りたい気持ちでいっぱいになりました。
おわりに
思い返して書いていたら当初の予定以上にかなり長い記事になってしまいました(笑)
今回の出張ではフェリーの待ち時間のおかげで普段体験できない社会勉強をすることが出来ました。
今回は調査の数が1箇所でしたが、せっかくフェリーに乗って来たのでもう数本、もうひと現場くらいあると掘りがいがあるかなと思いました。
今回行った隠岐島の島後か1番町が栄えていて便利と聞いていたので、また仕事に来るなら島後がいいですが、今度もしせっかく行くなら島前の方も気になるなって思っています。
けどまぁ本土で、本土で頑張ります(笑)