
世界は広いなんてことは誰でも知ってることだが、実際に外に出て過ごしていると、世界どころか自分の目の前に広がる海や山でさえ相当に広いから、世界の広さは果てしなさすぎてよく分からない。
僕は地質調査のオペレーターとして、ボーリングマシンを様々な場所へ持って行き、調査をしているので、基本的に毎日、仕事中は屋外にいる。
全世界の広さはよく分からないけど、身の回りの世界の広さとおもしろさが、最近少しずつ分かるようになってきた
屋外は、春は花粉や黄砂が飛んでるし、梅雨は連日雨降りだし、夏は猛暑で、冬は寒いし雪も降る
毎日外にいるものだから、厳しい環境だ、キツイと嘆くときもありますが、気象状況や過酷な自然環境も広い世界のエッセンスだと思う瞬間が最近では度々ある。
ゲームの世界で、オープンワールドという世界観がありますが、オープンワールドのフィールドを旅しているときのおもしろさに似ている。
オープンワールドの世界では、プレイヤーがゲームの世界を自由に動くことが出来るので、藪の中に入ったり、海を泳げたり、山の山頂を目指したり、好きなようにどこへでも移動することができる。
フィールドを旅していると、急に雨や雪が降ってきたり、野生の動物に襲われたり、暑さや寒さで主人公の体力が減ってしまうこともあります。
そんな中で、知らない動植物を発見したり、急に現われる景色に感動したりする。
そんな感動は、ゲームでも起こるように、人間の中に元々ある感覚だから、現場仕事をしているときも同じように、自然の景色や動植物に感動することがあります。
ゲームと違い、現実では感触や匂いや温度も味わえる。
先日、まだ夏の暑さが残る空の下で、現場の撤去作業をしていたときに、作業の手を止めて、ふと真夏の時とは何か違う空を見上げていたら、なんだか気分がよくなってきて、大きく深呼吸を何度かして新鮮な空気を味わっていました。
日差しは強くて暑いのに、サウナで外気浴をしている時のように心地良い
そんな中で、現場の向かいの、少し離れた山の茂みを見ていると、その茂みまで、自分が行こうと思い、歩き出せば、今すぐに行くことが出来ることに気が付く。
作業中にそんなことをしてる場合ではないし、無目的に山の茂みへ入っていくなんてことは大変なだけなので、茂みへは行きませんでしたが、撤去作業に戻るときに
ああそうだ、これがオープンワールドのゲームなら主人公の体力なんか考えずに無目的に行きたいところに行くのだろう
そして、現実でも、ゲームの主人公みたいに自分自身の体力や疲労や責任を考えなければ、実はどこへでも行けるし、なんでもできるよなと、1人で面白がり、妙に納得した。