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先日、あるボーリング見習いの方にDMで質問をいただきました。
内容は今度オペレーターとして初めて現場に入るけど何か気をつけることはありますか?というものでした。
初めて自分で掘るということだったので、技術的な話よりも基本の基である心構えについて返信しました。
今回はそのときの質問者さんと同じような立場の方に向けて、初心者オペレーターさんに気を付けてみてほしいことをまとめてみました。
私自身、日々勉強中の身なのでこうした記事を出すことは大変恐縮ですが、今までの経験を踏まえて書きますので、ぜひご参考程度にでもなればと思います。
オペレーター初心者が気を付けること
準備
心構え
オペレーターとして現場を担当することが決まると、現場に入ってからうまくやれるだろうか?と考えがちですが、実は勝負は現場に入る前から始まっているし、なんなら準備の段階で勝敗が決まっているなんてこともあります。
そのため、現場積み込みの瞬間から自分の現場が始まったんだと強く意識し責任を持つことがまずは何より大事なことです。
せっかくオペレーターをしていても心のどこかに”誰かの現場”という感覚があると、結局言いなりで動いていることと変わらず、やっていることはオペレーターではなくて”機械を操作をさせてもらう”ことになってしまいます。
それでは操作が出来るようになるだけで、考える能力が育ちません。
ボーリングオペレーターになるということは、機械の操作よりも、この、自分で考えて始めから終わりまで対応することこそが求められます。
そうして気持ちの準備ができたあとは現場の作業内容を理解して、段取りをよく考えて、積み込みをしましょう。
準備作業
準備でやることは大きくわけて2つあります。
ひとつは、現場での作業内容を理解して現場作業を計画すること。
もうひとつは実際に資機材を積み込む作業。
このうちはじめに挙げた現場作業の計画をすることが非常に大事になってきます。
積み込み作業に関しても荷崩れなどの心配事がありますから要注意で行う必要はありますが
これはしっかりロープやベルトで固定して車を運転をすれば多くの場合問題ありません。
ということで、その非常に大事な現場の計画について、留意する点についていくつか挙げます
作業内容の確認
まずは次の現場でどのような作業を行うかを確認します。
仮設方法、工期、予想掘止め深度、原位置試験やサンプリングの有無、現場独自のルールなど様々な現場で行う内容について確認します。
現場の状況の確認には、実際に現地で確認する場合と資料と口頭での説明のみの場合があります。
現地に下見に行った際は、仮設方法に工夫が必要な場合が多いでしょうから
自分の会社にある道具でいかに早く安全に作業しやすい仮設ができるかを考えましょう。(その場で考えきれない場合は写真を撮って帰り、後でよく考えるのもひとつの手です)
この現場での確認時には、後で仮設方法の変更がないように、自分が納得するまでよく観察して帰りましょう。
また、資料と口頭説明のみの場合は、現場を直接見ることができないので、自分が理解しやすい形で担当者に確実に確認しましょう。
現場が滞りなく進むことが求められていますから恥ずかしがったりせずにたくさん質問確認をしておきましょう。
作業計画を練る
作業内容を確認したら次は作業計画を練ります。
作業計画では、全体の流れと作業ごとの程度について考えます。
全体の流れでは、例えば、まずは伐採をしてモノレールを張り、足場を組んでから機材搬入をして、その後掘削作業を行う。全部で4カ所あるので工期は1か月程度である。
このようにざっくりと全体の流れを考えます。
作業ごとの程度とは、例えば、モノレールを組む際に設置場所の地盤の状態が悪いから控えを多めに取るようにするため筋交いを多めにするとか
足場は、予定掘削深度が浅いので小さく補強少なめにしようとか
検尺を受ける時はどこにロッドをならべるようにするかとか
モノレール運搬だからできるだけ軽い機械で少ない資材でやるようにしようかとか
掘削作業時に何をどこに置いて作業しようかとか
そういった作業を個別に見て具体的な方法を考えます。
そうして作業計画を考えた後はいよいよ積み込みです。
積み込み時にやること
始めの方で積み込み作業はそんなに難しいことではない。みたいなことを書いているので次の発言は矛盾するようですが
積み込み作業は超大事です。
現場での仕事は持ち込んだ資機材で行います。
だから積み込みでは積み方だけではなく、何を積むか?についてよく考える必要があります。
基本、積み方については会社によって何をどう積むかというテンプレートがありますので
持っているユニックと道具と会社責任者の好みでできあがったテンプレートのやり方を参考(ベース)に考えればおOKです。
そして積み込みの際に僕が一番大事と思っていることが、”持っていく道具の状態チェック”です。
持って行く道具の状態チェックでは入国審査の如く、持って出かける資機材に厳しい目をもって観察し、必要なメンテナンスを行います。
どういう審査やメンテンナンスを行うかといいますと入国審査の言葉通り、一つ一つの道具をチェックして問題があれば交換や修理を行います。
持って行く機械の状態をチェックし、必要であればオイル交換、グリスアップや油漏れの確認をします、ポンプ類など機械は全て同じ事をします。
足場材はなんとなく多めに用意していき、現場でなんとなく作り始めるのではなく
どんなふうに作るか決めた上で、大体の材料の数を出し、少し余裕をもった数を用意します。
道具はできるだけ少なく、小さく、必要なものだけ持って行けるようにホースの長さやケーシング、ロッドなどの数を調整します。
資機材の選定に頭を使いすぎないように作業のやり方のベースというのは基本どこの会社にもあるものですが
いつものベースのやり方でばかり考えず、できるだけ次に入る現場専用の仕様で考えるようにしましょう。
そして、積み込み後は運転中に荷崩れが起きる心配はないかの確認を、慎重すぎるくらい確認しておくと安全です。
次回は②現場編ということで現場作業時に気をつけてほしいことについて考えてみたい。
それではまたです~