
”ヤッケ”
上の画像で俺が着ているこの上着がそれだ。
かっこいいとは到底言えない代物である。
ボーリング業界に入ってすぐのころから、先輩である祖父や父が、当たり前のように着ていたので、自分も何度も着てきたけど最近は好んで着なかった衣類だ。
ヤッケを着用する主な理由は汚れ防止と耐寒だ。
ただ個人的に理由のひとつの耐寒に関しては自分はさほど効果があるとは思っていない。ウインドブレーカー的な使用目的であれば分からんでもないが自分にとっては”汚れ防止”の一点でした。
現場環境に合わせて、仕方なく汚れ防止で着ることはあっても、基本的には着ないで作業していました。
なんというか、昔からヤッケに対して「着なきゃダメでしょうか」という気持ちがあったのだと思う。
そんな自分が、今の会社に入り、同僚が全員ヤッケを着ている環境に入ると、自然と同じように着るようになった。
久しぶりにヤッケを常時身につけていると、色々と思うことが湧いてくる。
まず、最近着なかった理由の一つに、掘削道具の洗い物やスライム掃除などのいわゆる助手仕事を助手さんに任せていたからというのがある。
洗い物やスライム掃除などをしていると、どうしても泥水の飛び跳ねなどで衣類が汚れやすいが、以前の会社では掃除などは基本助手さんにしてもらい自分はその他の作業全般をしていたので、着なくても意識していればそこまで汚れずに作業ができた。
それに、秋~冬に着用するブルゾン系の作業着も、奥さんに毎日洗濯をしてもらっていたので、なんというか服が少し汚れたっていいと思ってました。(作業着だし)
改めて常時ヤッケを着てみて思いましたが、ヤッケは着ていた方が仕事が楽(ラク)になる。
ヤッケを着ていると重たい物を運ぶときに物が汚れていても体に密着させながら運べるし、作業床に膝はつけるし、汚してもいい上着を着ているだけで動作の幅がかなり広がる。
思い出したが、この長所に抵抗があったから、俺はヤッケを着用しなかったんだ。
着ていれば作業がイージーモードになるのが20代~30代中盤の自分には許せなかったんですね。
ただ、今は状況も役割も変わっている。
身体も無理がきかなくなるし、他人のリズムで動く場面も増えた。
膝をついたり、泥水が跳ねたりする動作も多い。そういう時にヤッケは本当に便利だ。
汚れないように動こうとすると、体に負担がかかったり動作が遅くなる。
急いでいる場面でもヤッケは向いている。
やはりボーリング作業は基本的に汚れる仕事だから着ていた方が作業性が断然いい。これは間違いない。
ただし、ヤッケは夏の暑い時期は着ない、秋から春までの限定装備になります。
そんなところも気に入らなかったんだよなぁ。。
使えるけど、少し気に入らない、それが俺の思うヤッケ。
今後より好きになりそうな気がしている。