ボリの現場技術(BGG)

ボリの現場技術【積載型クレーン作業】①クレーンの設置

どうもボリーです。

この度、【ボリの現場技術】と題して教科書に載っているような情報とはひと味違う、自分が会社で助手さんや同僚に伝えるときのようなレベルの現場技術について書くというコーナーを始めてみることにしました。

教科書どおりの正確な情報を書こうとすると、「間違えてはいけない」と構えてしまって、どうも技術の話がスラスラ書けなくなるところがあります。なので今回は、もう少し気楽に、自分の言葉で伝えるコーナーを作ってみました。

このコーナーを読むに当たっての注意点ですが、【ボリの現場技術】では、あくまでもボリ自身が先輩や同業者から教わったり自身で発見したことについて、書くようにしています。

なので、何が正解で何が間違っているということを強調して伝えている訳ではありませんし、参考程度にお読みください。

それと、このコーナーは基本的には初心者から中級者に向けて、参考にしてもらうために書いていますので、高度なテクニックは期待しないでください(笑)

それでは、はじめます。

積載型クレーン作業の注意点

積載型クレーンとは

俗にいうユニック、クレーン付きトラックのことです。

現地への進入

まずはクレーン付きトラックが現地に安全に進入できるかということが重要になります。

進入の際、地面の軟らかい箇所にタイヤがはまり出られなくなってしまうと、クレーン付きトラックの場合荷物を積んでいることや、車が大きいこともあり、非常に手間がかかる事態となります。

普通に進入した後に、降雨などの影響で地面の状態が悪化して、出られなくなる事態も避けたいです。

とはいえ、トラフィカビリティ(車両の安全な走行性)を調査してから現場に入ることは地質調査現場の場合は基本的にありません。

現地下見の際によく見て、地面の状況にあった進入計画(進入路変更、敷鉄板やプラ敷等の設置)を立てて現地に進入するようにしましょう。

クレーンの設置

基本的に

クレーンは前後左右に傾きがないように設置、アウトリガーは最大張り出しで設置します。

現場の状況によっては片側のみ張り出して使用することもあります。

アウトリガーに付いている水平器が水平になるように油圧ジャッキを伸び縮みさせて設置します。

前後に関しても傾きは基本水平に設置することが望ましいですが、ある程度角度がある場所で使用することも少なくありません。

角度は10°程度ならほとんど気にしませんが、坂道レベルの角度がある場所の場合はアウトリガーの油圧ジャッキを地面に付ける程度に留めたり、坂道へバックで入り車の前側を持ち上げて坂道に水平に使うなるように設置したりします。

アウトリガーを設置する際

設置する箇所の地面が頑丈である必要があります。

地面が軟らかい場合、クレーン作業中に負荷がかかった時に地面が支持できず沈下してトラックが横転する事故が起きかねません。

頑丈な地面ばかりに設置できればいいのですが、現場が全て頑丈で安全な接地面ということはありません。

不安定そうな地面の上に設置することもあります。

そんな時、少しでも安心してアウトリガー設置するため、トラックに備え付けてあるアウトリガー用の敷板の代わりに道板などを敷いて、より広い面積で支持させることにより地盤に対して力を分散させるやり方があります。

※正解は鉄板などの敷板を敷く。だと思います。これはあくまで現場の応急的な対策です。(危ないレベルかどうか確かめながら作業しているし、危なければ途中で作戦変更もする。そんな方法です。)

安全のために

アウトリガー下に敷く敷板ですが、舗装上での作業中にたまに敷かずに作業する人を見かけます。

以前、アスファルトの上で作業をしている時に、同業者が敷板を敷かずに作業していることがあり、その時にアウトリガー真下のアスファルトが陥没してしまうという事故が起きました。

敷いていても陥没した可能性もありますが、敷いていないとクレーンオペレーターの不安全行動が原因の事故ということになります。

敷板を敷くだけで、防げるトラブルもあると思いますので、敷くようにしましょう。

アウトリガーの張り出しも同じです、アウトリガーもやることは張り出すだけですから、面倒くさがらずに張り出しましょう。

周囲の安全確認

クレーン作業中、クレーンが周囲の障害物に接触しないように注意しましょう。
作業前には、クレーン作業範囲の障害物の有無、道路上であれば交通量を確認して、接触事故が起きないように目印をつけたり、コーンやバーで区画して作業するようにしましょう。

道路上での作業中は、作業に集中しすぎて、ふとした瞬間に歩行者や走行車にクレーンや作業者が接触してしまいそうになることがあります。

注意をするだけではなく、交通誘導員の設置や、作業範囲を広めに取るなど、事故が起きる可能性をできるだけなくした状態で作業するようにしたい。

さいごに

今回はボリの現場技術ということで積載型クレーンの設置についてまとめてみました。

シリーズ化して他の技術についても書いていきたいと思っています。

ボリの現場技術では、最新の技術動向や自分の経験に照らし合わせて記事の内容を更新していきます。

はじめにも書きましたが、ボリの現場技術ではこれが正解だと押し付けているわけではありません。

僕とは違った考えで作業されている方もいますので、あくまでも参考にしていただけたら本望です。

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