掘跡(作業記録)

掘跡【ヘルプで出張】

1週間半の出張仕事を終えて地元に帰ってきて数日となりますが、ここらでその時の掘跡を振り返りたい。

本当は掘跡は1日を振り返って1日はこれだけ違うんだぞ、地質調査はこんなことがあるんだぞ、って1日の中の細やかなところにフォーカスを当てて切り取るような記事なんだけどね、、最近まとめて出しがちだな。なんて書きながら思ってたらたった今おもしろいやり方を思いついてしまった気がする、、Xでご期待下さい。

出張中、ずっと晴れ。

さて、今回の出張は知り合い同業者からヘルプということで請けました。

知り合い同業者さんのところは、3台機械が稼働していて忙しそうな感じです。

貫入のみで40~50mくらいの予定深度ということで、うちの大好物のおいしいお仕事です。

こんな仕事がなんぼでもあると楽ちんなんですけどねー。(脳みそ弱くなりそうだけど)

ということで、現場に到着して、知り合い同業者に現場の説明を受けてから、いつもの平地ポテン(ユニック横付け搬入)で機械を仮設して、掘り始めます。

ずーーーーーーーーっと粘土が続くよと言われていた通り粘土をずっと掘っていると、どんどん泥水が濃ゆくなってくる。

テルフローを使ってなんとか細流分を分離させて濃ゆくなるのを防ごうとするが、色成分だけはどんどん濃ゆくなってペンキみたいにどぎつい色に成っていく。

ペンキが飛んだら飛んだ先の色が際立って目立つので、それが嫌で、どうにか泥水を薄めようと思い、最後に余った泥水を会社に持って帰る用の貴重な300L水タンクの半分を使って泥水を清水と入れ替えることにした。

泥水持ち帰り用タンク

入れ替えた後は、あれだけ濃ゆかった泥水は水で割った水彩絵の具くらいシャバシャバになった。

シャバシャバにした泥水に満足したら続きを掘削する。

ただ、ここでちょっとトラブルが起きる

掘り進めた先の土質が粘土だけではなく砂や礫が混じるようになったため、泥水をシャバシャバにしたことが裏目に出て、砂や礫の削りカスを地上までうまく排出できず孔底に沈殿してしまう事態となってしまった。

仕方ないので、シャバシャバにして色を薄めた泥水にポリマー材を添加して粘性を高めて解決したわけですが、せっかく貴重な水タンクの容量と作業時間使ったのに、、、残念な気持ちになりましたね。(修行が足りん!)

そして、そんなことはメモを取ったらすぐに忘れるようにして、掘削作業を進める。

同じような地層を掘り進め、1m毎に行う貫入試験のN値に掘り止めの気配を期待しながら、毎日同じくらいの掘削ペースでコツコツ掘る。

今回の現場で利用する宿は、知り合い同業者が利用している宿を教えてもらったので、数日間同じ宿に泊まることにした。

風呂入り口
ある日の晩飯

昔から会社ぐるみで付き合いのある知り合いなので、夜ご飯を食べた後に自分の部屋に集まって飲みながら色んな話をしました。

飲み話し!

宿でこうして一緒に過ごすのは、たまに飲み会で会って話すのとは全然違って、ダラダラと表面より深いところの話をし合えるから、とても貴重な時間になりました。

そして、現場では、先に掘っていた知り合い同業者は先に掘り止めとなり、後はまかせたっ!て感じで撤去して帰っていった。

続けて自分も順調に掘り止めとなり、自分の孔では別孔サンプリングもあったので、別孔へ移動してサンプリングを数本、無事にバッチリ採取して撤去となりました。

撤去の日、宿には宿泊の予約をしつつ、キャンセルの可能性もあることを伝えていました。

作業は17:00近くまではかかるだろうと思っていたし、内心あんまり慌てて作業した上、夜遅くに地元に帰ることはしたくなかったので宿に泊まる気満々でした。

しかし、思った以上にサンプリング深度までの掘削が早く進められて、どうやったってこれは地元に18:00位には到着できちゃう進捗となったので宿にキャンセルの連絡を入れてその日に帰ることにしました。

帰りの道中に通りがかるサービスエリアに以前から気になっていたカレーショップがあったのと、時間もちょうどよく夕飯どきだったのもあり、助手君にカレー食べて帰ろうぜ!というと反応も良かったのでカレーを食べて帰りました。

そういえば今回の出張は外食が多かった。

普段、出張のときは民宿の2食付きを探して泊まって、昼ごはんは現場近くのコンビニ弁当なのですが、今回は知り合い同業者が昼はどこか外で食べる習慣の方だったので、自分達もご一緒して中華料理屋やうどん屋に行っていました。

現場近くの中華料理屋

知り合い同業者さんが帰ってからは、自分たちのいつも通りのスタイルに戻して、お昼はコンビニ弁当を食べましたね。

ポプラの弁当

コンビニ弁当買って現場にいけば昼休憩に入ってすぐ食べて、食べたあとは昼寝したりダラダラできるし、出張仕事の時以外の普段もそうして昼休憩を過ごしているので、落ち着きます。いつもと同じが落ち着く。

仕事して、飲んで、食べて、話して、

色んな経験ができて面白かったです。

ああ、そうだ、ヘルプでこうして同業者から仕事もらった経験がないから、支払いの請求とか単価のこととかどんな話になるんだろうか。

まだしてないんだよね。

ちゃんとしないと。

いい孔掘れますように。

番外編

初雪

いい感じに挟み込めなかったけど出張中に起きた大きな出来事を紹介したい。

土曜日に1度地元に帰って、日曜日を経て月曜日にまた現場に向かう時のこと。

現場に9:00には到着出来るように、朝の6:30に会社を出発しました。

早起きの影響で、まだはっきりとしない頭で運転していると、現場へと向かう県境の峠を超える1番高速道路が使いたい区間が事故のため通行止めになっていることを知る。眠気は自然と吹き飛び、事態の把握に集中する。

標高の高いこの地域の峠を下道で通ったことがないので、本日の作業は最悪の場合できないことも想定しながら、とにかく事故がないように安全に現場に向かう。

とにかくまずは、下道の一般的なルートを通ると決めて、初めて通る下道の峠道を恐る恐る走った。

自分と同じように高速道路から降りてきて下道に来た車と所々で渋滞しながら、ゆっくりゆっくり進んだ。

時間はかかったけど、大きなトラブルに巻き込まれることなく通行可能な高速道路の入口から高速道路に乗り込み、雪の気配がなくなる地域までは引き続き恐る恐る走りました。

何事もなくてよかった。今年の僕の初雪でした。

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