掘跡(作業記録)

掘跡【そんなことを考えながら掘っている】

事務所にて、急にだら~っと咲き始めたツツジ君

22-11℃ くもり

今週はずっとよく晴れたいい天気だったけど、本日土曜日からは天気の様子が変わるようで、天気予報はくもりで夕方から雨となっていた。

くもりなのはいいが、夕方に雨が降るなら作業に支障が出そうなので雨については気になっていた。夕方に降るなら土曜日だし時間によっては早めに作業を終えるのもありだななんて考えながら現場事務所へ向かった。

今回の現場の現場事務所は自分の現場からわりと離れたところに設置されている。現場から離れているので現場事務所にトイレも設置してあるのだが会社に戻った方が近いので全く使っていない。

現場事務所で追加分のコア箱を取ってから現場へ向かった。

現場も現場の周りも広い水稲の田んぼ地帯で、今日は土曜日だからか田んぼ作業や畑仕事をしている方がいつもより多かった。田んぼの方は田起こしとあぜ塗りが進められていた。

現場の目の前にある畑では手押しの耕運機で土を耕していた。夏の野菜を作り始めているのだろうか?

現場近くの畑に植えられていた花

僕の現場の今日の掘りは玉石砂礫の続きからだった。

細粒分の流出を防いで円滑にコアを採取する狙いでTK60Bをいつもより濃い目に作り、ロッドを降ろす前に送水してロッドから泥水が出る様子を観察する。

水量を調整しながら計器で送っているイメージと見た目のイメージを合わせる。今回はそのくらい集中して望まなければいけない相手なのである。(集中したってダメなときはダメだが、ダメでも考えてやってればデータが取れますから)

ダブルの先端の隙間も髪の毛2本分くらい調整し直して、降ろす前の心配事は全部確認したことを確認してからコア採取に向かった。

ダブルを孔底から少し高めの所まで降ろして、ロッドを繋いで送水してから孔底まで降ろして回し始める。

何となく、初めちょろちょろ中ぱっぱ、と米炊きの仕方を頭の中で言いながら優しく未コア取り深度まで掘り進める。

コア取り深度の少し手前から水量、水圧管理、集中度を本気モードにしてイメージと感触を常に感じながら掘り進める。

途中でイメージと感触がよく分からなくなったが、米の炊き方の続きを思い出してそのまま掘削した。

目的深度まで掘り進めた後、引き上げの時も気は抜けない。コアがリフターにかかる感触を油圧をゆっくり掛けて確かめながら引き上げる。地上まで引き上げるときにも不要な衝撃はなるべく与えないように、急ぎながら優しく引き上げる。

地上に上げて、ついに掘っていたイメージとご対面する。

まずはコアチューブの先端を確認する。イメージ通りの状態なら大分安心する。何かしらが入っていれば少し安心する。開けてみた時の事実を急に受け止めるのはメンタルに大きな負担がかかるので、まずは重さを確認することにしている。入っている時はグッと重いものだ。そしてこの時は重かった。

重いと超安心度が高まる。その後ビットチューブを外して、コアを引き抜きたい気持ちでいっぱいなのに、現実を見る前にやっておきたい儀式みたいにボトムの穴の詰まりを確認する。

確認したらもうやることもないので、素直にコアを引き抜く。

今回はいい感じに採取できてました。

この瞬間が1番安心する。安心して次にむかえることが嬉しい。

少し前までは、業界での実力と対比してみて一喜一憂していたけど、最近は何よりも安心が1番だ。難しいものが自分だけ取れたとかそんなことはどうでもいい、ちゃんと取れた結果だけが大事なんだ。

そんなことを考えながら、まだ深くへと掘り進む。

いい孔掘れますように。

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