
どうもボリーです。
ついに軟弱裸孔掘りが国境を越えました!!
ここでいう国境を超えたというのは日本の外の話ではなくて、僕の仕事エリア(地元)を外のエリア(県外)の掘り方で掘ることができた!ということです。
結果を受けて僕はかなり興奮していますが、これは今までボーリング技術グループチャットふかぼり!での経緯があるからです。
成功までの道のりを考えると、感慨深いのです。
国の違い
ここ数年ふかぼり!で様々な技術者の方とお話をしました。
色んな話を聞くことで今では日本の地質調査のボーリング技術者事情がぼんやり見えてきているような気がしています。
しかし、ふかぼり!ができた当初は話の中で何を聞いていても驚く事ばかりでした。
ふかぼり!は全国各地の技術者さんが参加されているのですが、地質調査は地質(自然)が相手であることや、地域性によって作業のやり方が違うことがあります。
例えば関西のある地域では小回りが利く2tトラックが主に使われている一方で北海道の方では4tトラックが使われていたり。
関東の方ではクローラーを改造してボーリングマシンを載せながら作業出来る仕様にする人が多かったりするようです。
このように、あるエリアでは当たり前のことでも他のエリアでは見聞きしたことがないようなことがたくさんありました。
そしてこういう事があると、ふかぼり!ではよく”国が違う”と言っていました。
国が違うというのは、違うからといって作業の善し悪しということではなく、地質や地域性によって地域の掘り方や作業のやり方があるということです。
そんな国の違いを感じながら色々と話をしていましたが、僕は裸孔掘りに関してはなかなか受け入れられませんでした。
というのも僕の仕事エリアでは、自社だけではなくて同業者のほとんどが軟弱の建築調査でもケーシング掘りを行うからです。
だから裸孔掘りについて、崩壊したらどうするの?とか上手くやればケーシング掘りでもそんなに時間が変わるわけじゃないでしょ?とか考えるほど不安になる方法でした。
それでもふかぼり!で何度も裸孔掘りしている方から話を聞いたり質問させてもらうことで少しずつ裸孔掘りをするために必要なことを教えていただいて分かるようになってきました。
満を持して裸孔掘りへ
ふかぼり!でたまに裸孔掘りの話を聞いて質問させてもらって2.5年くらいは経つと思います。
その期間の中で
しゃくる、壊す、広げる、削る、浮かせるなど僕が普段イメージしていない掘り方で掘っていることを知りました。
その分、今の僕の経験と自社の設備や道具を使ってできることが限られていることも察しました。
なので裸孔をしてみよう!と決意を決めてからもチャレンジできそうな現場を選定していました。(礫層や急ぎの現場は除いて考えていた)
そんな時に20m程度の軟弱支持層確認現場を各地でまとまった本数を請けたので、各現場で裸孔掘りを試してみました。
このときに上手くいかなかったことや、疑問に感じたことをふかぼり!で教えていただきました。
そしてその後に入ることになった現場が、今回の無事に裸孔で掘り終わった70m級ということになりました。
地元エリアに一石を投じる
実はこの70m級の現場があるエリアは地元ではケーシングが締め付けられて抜けない問題と翌朝にケーシングと孔壁の間の水道から送水した水が戻ってこない問題が発生する少し厄介なエリアでした。
だから裸孔掘りが上手くいけば、ケーシングがなくなるので、この2つの問題は解決してスムーズに掘れるようになるんじゃないかと思いました。
それにしてもやはり”国が違う”問題があるのではないか?
地質の分類状シルトや粘土や砂といっても一概にはできない。何か独特のくせがあって裸孔でいけないからケーシングを入れているんじゃないかと考える。
ただ、ふかぼり!で相談しているときに裸孔掘りしている人が僕の仕事エリアに出張で来て掘ることもあることを聞いた時に、裸孔でもできそうだと思いました。
過去に記事にも書きました、ある現場でお会いしたボーリング屋さんを参考にして70m級の掘削をしたときの経験も今回向かってみようと決意した支えとなりました。
過去記事↓
今回の地元エリアの掘削方法に対して一石を投じようと思うわけですが仕事として請けている訳ですから大きな失敗は絶対に出来ません。
なので現場入りの前にふかぼり!で念密に相談させていただきました。
そうして満を持して現場に行き、無事に掘り終えることが出来ました。
現場に入る前や掘っている最中に周りの方々にかなり心配されましたが、無事数カ所を掘り終えたのでいい結果が残せたと思います。
協力会社さんの中では掘り方が少し話題になっているようなのでこの辺りでも今後裸孔掘りが増えてくる可能性がありそうです。
技術が国境を超えることが叶いとても興奮しています。ふかぼり!で教えていただいた皆さんが居たからこその結果です。
今回成功したといっても色んな方に相談した上での成功ですし、今回の現場で裸孔の洗礼もたくさん受けていますw
今後は教えてもらったことと経験したことをもっともっと磨いていきたいです。
ボーリング技術者 ボリ・ボリー
