
ボーリング作業では現場で必要な道具を自ら工作したり修理することがあります。
しかしこれは会社に用意されている機材や技術者の腕によってできることが大きく変わります。
もちろんこうした工作作業ができる方が良い。とはどこの技術者も思っていることでしょうけど
溶接機などの道具がない…
練習する機会がない…
教えて貰えない…
頼んだ方が楽…
色々な理由があって工作や修理をあまりやらない方も増えているように思います。
僕は会社でたまにアーク溶接で工作をしながら駄作を生産していますが
やはりたまにやる程度ではなかなか上達を感じません。
なので出来ることといえばくっ付いて離れなければ成功レベルの修理や
駄作でも作業に問題ない道具を作るくらいです。
ガス溶接もやりたいし、覚えたいことがたくさんです。
そういえば最近SNSで工作や修理に関して興味深い話を見かけました。
板バネを溶接で修理する
板バネとは
採取したコアの抜け落ちを防ぐためにサンプラー先端に板バネが取り付けてある商品があります。
板バネは貫入器先端のシューやダブルコアチューブのアタッチメントなどに取り付けることが可能となっています。

板バネを取り付ける対象が変わったとしても取り付けた姿は写真と同じような姿です。
この板バネが効いて引き上げ時のコアの抜け落ちを防いでくれるというわけです。
板バネ付き商品の実情
このように便利な道具なのですがこの板バネは何回か使っていると取れてしまったり、変な癖がついてコア採取の邪魔になったりします。
取れてしまったものでも羽が一枚あれば十分という箇所で使ったり、あまり変な癖がついたものに関してはわざと取り外して使っています。
この板バネですが板バネのついていないものと比べると約2000円くらい高くなるので使う場所を選んで大事に扱います、
それでも消耗品なので板バネはなくなり板バネの付いていない普通のリフターケース状態になっていき使い終えたことになります。
板バネを修理する
このことにより損をしているということではないのですが
先日SNSで見かけた話はこの板バネ付き商品がスポット溶接機と板バネで作れそうだということでした。
その方々の会話の中では比較的簡単に作れそうだということでしたが
冒頭で言ったようにこういう作業は技術者の腕によるところが大きいので
自分みたいなスポット溶接機すら知らないレベルではうまくやるのは難しいでしょう。
まだまだやりようがある
しかしこの話を聞いたとき僕は2つ衝撃を受けました。
1つは、メーカーから買うのが当たり前と思っていた商品を作ってみるという考え方
現在作れる作れないではなくて、なんでも作ってみようとする精神でものを見ていけばこの業界はまだまだ相当やれることがあるように感じました。
2つめは板バネと修理、工作という行為がとても相性がいいと感じたことです。
板バネは消耗品です。しかし消耗品こそ修理して使えるならそっちの方がいいでしょう。
それからコア採取に使う板バネの場合、敢えて板バネの数や位置をメーカーに特注してもらうという方もいます。
その特注を自分でできるなら安上がりだし効率的ですよね。
これは板バネについてだけではなくて、道具に目を凝らしてみるといろいろできることがありそうです。
3Ⅾプリンターなども各業界で活躍していますしこの分野の今後にも注目したい。
工作や修理、まだまだやりようがありそうだ。
ボーリング技術者 ボリ・ボリー