
以前、相現場になった同業者の作業の速さに驚いたときの跡を振り返る。
その現場は、相現場で入る同業者さんよりも、自分の方が1日早く現場入りしました。
1日目はアスファルトを切って試掘をした後に、住宅に囲まれた場所だったので、防音シートを設置するために仮囲いを単管で組みました。
2日目は機材搬入して、防音シートを設置してから掘削準備を行いました。
この2日目に同業者は現場に乗り込んで来られました。3.4人で作業されているけど、防音シートの設置もあるし、クローラで運搬しているし、同業者さんもある程度時間かかるだろうと思っていました。
夕方、自分が掘削準備のために給水ホースを設置しているときに、同業者の作業をちらっとみると、オペレーターがマシンを操作して掘り始めている。
もう掘ってる!速い!と驚きました。驚きすぎて、どういうトリックがあるのかと、現場を覗きに行ってみました。
現場を見てみると、とにかく急いで作業されていました。現場が綺麗とか整理整頓とかそんなワードは存在しない環境でした。
自分のポイントと同じように設置するようになっている防音シートは、ただの目隠しのように横向きに、下部に隙間もあるような状態で張ってある。これじゃあ防音になっているとは言えないのではないかと思ってしまう設置方法でした。
自分のポイントで、ばっちりしっかり張った防音シートと同じ単価だとして、そして、これで問題ないのであれば、自分もこれくらいの出来にしないと損じゃねーかと痛感した。
3日目から本格的に掘りはじめまして、上部の軟弱層は打ち込みで採取していましたら、途中から花崗岩風化土が現れました。
確実に取るなら軟岩ダブルだな。でも今回はボトムでいってみよう、いや、まずは軟岩ダブルで様子を見よう。と少し悩んで決めて軟岩ダブルで採取しまして、様子見の後、ボトムで採取したりしていました。
このコア取りの時間、一発、一発に集中して、今回は、泥水ポンプでの安価デジタル流量計の使い心地が確かめられる実験を兼ねて掘削していました。もちろんそれなりに速さも求めながらです。
この日の作業が終了して、8m掘削したし、いい進みじゃないか♪
なんて思っていましたが、帰りに相現場の同業者さんとお話すると、17mくらい掘っていて明日の朝には検尺だとか言っている。
なんてことだ、いいコア目指しながらも速く掘れてると思っていたのに。。このときかなりショックでした。
努力が足らない!!!!何が足りないんだ!!と気が気でいられませんでした。
次の日、検尺前に、自分との圧倒的な差を知るために、同業者さんのところへ行ってみました。
※わだかまりのないように言っておきますがこの時の同業者さんへの愚痴や文句のようなことでは全くありませんからね。自分の反省です。
コアが並べてありました。品質は良いところはよく、微妙なところもある感じでした。人の事はいえませんが、僕が目指している形のものとは別のコアでした。
検尺まで時間があったので、オペさんと少しお話をしました。今回の現場では人数が多かったからコアを取る人とコア整理する係を分けて、とにかく速さにこだわって掘ったということを聞きました。
自分自身が、自社のためというよりも、いい仕事を。そう思いすぎている所があるのかもしれないと気付きました。
この後、速さを求めて自分も自分の現場で掘ってみました。
おお!!こんな掘り方もあるんだな。とワクワク感もありましたが、掘っていると、コアの採取率に対して割り切った掘り方が出来ず、結局少し速さを意識する程度に留まりました。
今回のことで、今時はコンプライアンスが重く現場に影響を与えますが、その中でも、僕たちは、もちろん仕事を通して、ビジネスをしていることを感じさせて頂きました。
とはいえね、自分のスタイル、会社のスタイルがありますから、速いなら速さを、丁寧なら丁寧さを損なうことなく、自分の強みを理解して活かした仕事をしなきゃいけないぞと、思いを強く持ち直して、今までよりも更に頑張るぞってなっております。
いい孔掘れますように。