ボーリング機材器具 ふかぼり!

大阪の鉄工所でさらに深くへ続く道を知る

どうもBORIです。

先日、ふかぼり!交流会がありまして、朝の部の研修で大阪のボーリング資材の製作、修理をしているある鉄工所へ見学に行かせていただきました。

約2~3時間滞在して見学と鉄工所の社長とお話をさせていただきました。

まず、自分達が到着するとちょうど先客のボーリング屋さんがいてユニック荷台の上のポンプの調子を鉄工所の社長に見てもらっているところでした。

後から話をした時にもお聞きしたのですが、こういう風に機械を持ち込まれてきたものの修理も頻繁に引き受けられているようでした。

工場の中には旋盤の機械が数台置いてあり、作業は社長ともう1人の職人さんと2人で行われていました。

職人さんが旋盤で作業をされている近くへ行くと、機械を止めてお話する時間をいただきましたので質問をさせていただいたり、旋盤作業の途中のものや、まだほぼ手付かずの鉄の素材を見せていただきました。

聞くところによると、鉄には産地や種類など無数に種類がある中で、ボーリングに使うものはJISなどの規格が定められた品質のものを鉄工所は素材屋から購入して、ロッドやケーシングなどに製品加工しているようです。

素材からケーシングにするまでの時間は、大きさや形にもよるけど数十分で出来ることもあるそうです。(軽くしか聞いてないのでもっとかかるかもですが)ただ、思っていたよりは短い時間で完成するんだと感じました。

職人さんならではのお話も聞きました。それは出来上がったケーシングなどにも規格はあるけど、規格の範疇で綺麗な円形に見えていたとしても、実際はかなり細かく見れば歪な部分がある。だから毎回難しい。と言われていました。

旋盤の周りに置いてある、もうすぐ出来上がりそうなケーシングは僕がどう見たって綺麗な円形でネジ部分も綺麗にしか見えないのに。

いつも注文すれば届くものは完璧で間違いのないものだと思っていたけど、鉄工の専門家からすれば出来に違いがあるものなんだと驚きました。

職人さんは作業の途中だったので、もう少し聞きたいことはありましたが、社長の元へ移動すると、先程までいた先客のボーリング屋さんは帰っていて、ちょうど作業が終わっていたようだったので、普段から取引のあるふかぼり!メンバーの方に社長に声をかけていただいて社長にもお話を聞く時間をいただきました。

見学に来ている僕達3人がそれぞれ違う地域で違う会社でやり方も日頃行う仕事のタイプも違うので、社長さんにする質問内容も三者三様でした。

社長や会社の歴史などの話も織り交ぜながら、サンプラーの構造、メタル口径、メタルチップ、ダイヤチップ、コンポジット盛りメタルについてなどに対しての話を聞きました。

話を聞いていると大阪エリアで会社を構えていることから、おそらく会社のメインのお客さんは裸孔掘りとドライブケーシング挿入を普段から使っているボーリング屋さんが多いと感じました。

なので僕は社長と関西でボーリングをしている2人が軟弱裸孔掘りの話をしているときは、まるで始めてふかぼり!チャットで裸孔掘りを聞いた時に近い状態で話を聞いていることが多かったです。

というのは例えば、「55-65-75-85-90」「右ネジ、左ネジ」「ドライブ」「コンポジ」というよな言葉がバンバン行き交います。普段からこうした言葉や道具を使っていないと理解はできても単語から推測する状況が想像がしにくくて一人リアクション遅めで話に参加していました。

掘りの話以外のときにも、マシンの仕組みやダブルコアチューブやサンプラーについての特殊な構造のツールについての話の時も、イメージを頭に落とし込みながら話を聞くのがいっぱいいっぱいでした。

そして、ここへ来て早い時点で気が付いてはいたのですが、話の途中に社長がしたある話を聞いて自分はパイレンで殴られたような衝撃を受けました。

社長がそういえば、と言って話し始めた話は、僕も聞こうと考えてきていた「最近のボーリング屋に思うことはありますか?」についての答えでもあった。

社長が感じていることは、修理でボーリング屋が持ってくる機械を見たり、持ってきたボーリング屋と話をしていていると分かるが、多くのボーリング屋が機械や地質についての知識とイメージが足りないということでした。

地層中の礫の量や礫質にあった掘り方ツールの選定や、作業に使う泥水や孔径にあったポンプの吐出量やエンジンの選定など言い出せばキリがないけど修理に持ってくる道具やその時に現場の状況を聞いた時に、もっと考えろ、知識をつけなさいと感じられるそうです。

なんなら、やって来たボーリング屋と話をして穴掘り屋と、ボーリング屋で分けて見てると言われていました。

そこまで言う社長さんはというと、話していてなんでそんなに現場のこと、孔のこと、地質のこと、掘り方を知っているの?と思うくらい、鉄工以外の知識もとても多い方でした。

そうはいっても僕ももちろんもう15年近くボーリングしてますから、それなりには知識や地層に合わせた掘削や管理はしていると自負はしています。しかし慣れないやり方や機械の構造について瞬時にイメージができないようでは今より先にはいけないってことに気がついたのです。

だから殴られてからは(全く殴られてない)質問よりも、早く帰って勉強したくてしょうがありませんでした。

座学で勉強することも大事だけど、1番大事なのは日々の作業の中でどれくらいめんどくさいことを真剣に考えて実践するかということで培われるものだと思いますので、日頃からなんとなくではなくて、より細かいところを理解してイメージできることを目指していきたい。

それから、他にも言われてハッとしたことがあります。

それは、ネジ山の具合やダブルコアチューブのスイベルヘッドの具合など鉄製品として作られているものにはそれぞれ品質や劣化があるので、使いながら見極められるようにならなければならない。ということです。

今までもそりゃあ使う度にダイヤ、リーマーの摩耗具合やネジの具合や内管の動作などの確認はしていますが、これについてももっともっと深く感じなければ製品を作っている職人の目や手には到底及ばないと感じました。

もうひとつは、最近は修理の外注が増えているところもあるようなのですが、修理はメカニズムの勉強にもってこいの勉強材料だし、覚えていればどこで掘っていても力になること間違いないですから、部品だけ取り寄せてなるべく自分で直すようにしたいという気持ちが今まで以上に強くなりました。

ボーリング屋は現場地質調査の専門家ですから、色んなことをもっともっと深いところまで理解しなきゃいけない。

最後になりますが、社長さん、今回はお忙しいところ貴重なお時間をいただいて、さらなる深みへと続く道を教えてくださり、ありがとうございました。精進致します!

以上、BORIより。

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