その他-ボーリング系

最近の仕事の在り方と今後について

※ページ下部より音声版でもご視聴できます。

時が過ぎるのはあっという間。

気が付けば8月、お盆休みに入りましたね。

さて今回はこのお盆休み時間を使って、最近のことを振り返り考えたい。

普段からブログや音声配信を聞いていただいている方は、ご存知だと思いますが

自分は今年の春に、長年勤めた会社から地元の建設コンサルタントの技術部に移籍しました。


理由や経緯は今までの記事や音声配信にあるのでここでは触れない。

そんなことよりも、今回はいつもより大きな話題を自分なりに適当に考えて記事を書いていきたい。

さてまずは、最近の仕事の在り方について触れてみたい。変わってきている。

仕事の在り方~キャンセルについて~

春先まで以前の会社にいた頃の自分の体感(めっちゃボーリング現場探してた時期)とその頃に聞いた同業者の意見と、職場環境が変わってから入手した知見を基に考えて話をする。

私が思うに2024年の6月以降、仕事量が減っている。(まじ独断と偏見だが真剣に言っている)

そしてキャンセル率がものすっごい高い。

キャンセルとは口約束ではあるが「いついつにどこの現場できるか?」と聞かれ「やるよ」と答えて決まった仕事が白紙になる(なかったことになる)ことをいう。

キャンセルは非常にボーリング屋泣かせである。

そうだ、まずは、キャンセルによってボーリング屋がどれくらい泣いているか知っていただきたい。

まず仕事が欲しい場合「あの、明日仕事あります?」「おお!ちょうどよかった!ぜひたのむよ!」なんてことはほぼほぼ起こらないし、現場を完了させた直後に「ぜひともあなたにやってもらいたい、近場で好条件の仕事があるけどやる?」なんて連絡も来ない。来たとしてもそれは幸運なだけだ。

だから、生きるため銭を稼がねばならんボーリング屋は、現在入っている仕事の終わりそうな時期をあらかじめ仕事をもらいたい元請け会社に電話やLINEで伝えておく。

それで元請けが「前に言ってた時期って今空いてる?仕事があるんだけど(にやり)」と連絡をしてくるので「どんなおしごとでしょうか?(震え)」と聞き返す。

現場条件を一通り聞いて「楽そうな案件だな」「まぁそのくらいならやってやるか」となれば「是非!!」だし

「あんな玉石ばっかりの場所行くもんか」「出張は今無理~」となれば「またの機会に」となる。

そうやって少し未来の現場を手に入れた後は、未来の現場に間に合うように、現在相対している現場を雨が降っても助手が休んでも掘り進める。

雨に濡れて風邪を患いながら、やる気がなくて今にも辞めそうな助手の尻を押しながら、なんとか予定通り現場を終わらせて「帰ってビール飲むでえ!!」と意気込んでいるところに次に入る予定の現場の担当者から連絡が入る。

「すみません、来週から入ってもらう現場ですが中止になってしまいまして、入ってもらうことができなくなりました」

「haa????延期ではなく中止ですか?」と聞くと「そうですすみません何かお仕事が入ればすぐにご連絡しますのでではまたブツッーッーッー」

切られた電話のツーツー音をしばらく聞いた後、我に返り、怒りに震えた反動で脱力感にとり憑かれ、家路を辿り、やってられっかとビールを身体に流し込み別世界へ逃避行する。

初めの方に書いたが、急に仕事を探して元請けに電話をかけてすぐには入れる現場はほぼほぼ無い。

そうならないために、あれだけ念密にスケジュールを決めて、現場を終わらせたというのに目先の仕事がないぞ。電話したら運よく「あります」と言われた現場も次に予定している仕事と被るから取ることができない。

「ああ、もうだめだ目先の2週間暇だ」となる。二週間暇だと少なくとも五十万は儲け損ねる。(多けりゃ百万以上)、

個人経営のボーリング屋にとって数十万~百万円を損なうことは非常に痛い。

そんなことが月に二度も三度も起これば会社にとって非常事態で、察しのいい出来る従業員なんかだとどこか飛ぶ先を探し始めるかもしれない。

そんな未来に怯えて、やっぱり目先の仕事を探す。やりたくない仕事も取って、また次の現場に間に合うように、35度越えの炎天下でも少しでも長い時間マシーンを回し掘る。助手が急に休むなら土曜日に作業して兎に角早く現場を終わらす。そうしないと、またいつ仕事がなくなるか分からないから安心できない。

キャンセルがどれだけボーリング屋に大打撃を直撃させているかご理解いただけただろうか?

こういうことが最近よく起こっている。

キャンセルについてはもっと短く簡潔に説明するつもりだったが、熱が入り長話になってしまった。

次は仕事量の減少とキャンセルはなぜ起こるのか?ということについて考えてみたい。

世の中不安定で銭がない

真上の文で仕事量の減少とキャンセルはなぜ起こるのか?ということについて考えてみたい。と、かっこつけたこと書いたが「仕事量の減少やキャンセル多発がなぜ起こるか?」について自分から言える事は実はあまりない。

”あまりない”というのは、どこかの百戦錬磨の経営者様が「なるほどそれは知らなんだ!為になった!」とか感じて、Xの投稿画面に戻りいいね!を押してくださるようなことが起きるようなことをここに書くことはないということだ。

昼休憩に少しネットニュースを眺め、夕方家に帰ってからテレビ画面で流れているニュースの情報、風呂上りにハイボールを飲みながらユーチューブで有名な論客や芸能人が出ている情報番組を観るくらいの情報収集しかしていない自分が偉そうに言える事などない。

ええ?一体お前は何が言いたいんだという声が聞こえてきたので、本題に入ることにする。

本題というのはもちろん「仕事量の減少やキャンセル多発がなぜ起こるか」についての見解である。見解、それは、世の中は今とても不安定でどこもかしこも銭が不足しているということだ。

世の中というのは、明日会社で出会う人やSNSで絡む人達もそうだが、その人達も含めて、世界中のことを指す。

ビジネスマン御用達の有料ニュースや週刊誌に書かれている深めの話について自分は知らないので、ここでいちいち世界情勢の説明はしない。

いやぁそらないっすっよという人のために一応ニュースで聞いたことのある程度に触れると、アメリカの関税問題や、その他も国とのいろいろ、各地の戦争による影響を受けエネルギー資源や資材の物価上昇。国内では各地の災害復興工事や万博開催に多くの資金を投じている。日本人の数も年々減ってきていて、若者の地方離れなどもある。働く人間を取り巻く環境には生成AIという人工知能が出現し働き方にも多くの変化をもたらしているし、少子高齢化や社会保障制度の維持やら移民問題やら何やらかんやら問題は山積みでもうどっから手を付けていいかわからん状態です。

なんなら「この積んである山、この部分大きく崩しちゃおうぜい!」「おお!!」みたいなことが世界中で行われているように感じる。

ということで、世界中が今まで保ってきた均衡を保てず、自分たちの主張を致すことにより、今後の世界や国内の情勢がどんな感じになっていくのか見通せなくなっている。んだと思う。

世界の国々や政府、国内の政府や企業がそんな有り様ですから、中小企業や一般人に今後の見通しなんてできるはずがない。

先のことが見えないということはすなわち、大金を投じにくいということである。

私なんかの浅い世界情勢についての理解を、インターネットに晒すと思うととんでもなく恥ずかしいが、知らんふりして先に進むとする。

ということで前述したことなどが原因となって仕事量が減り、キャンセル多発が増えているのではなかろうか??

例えば、「あの町と街の間に道路作っちゃいましょう、大手企業様の工場が新設されるらしいですし」「いいね進めよう」みたいな感じで決まり、まず初めに地質調査を行う手筈になっていたが、大手企業さんの工場新設取りやめの方針に伴い中止になる。

とか、どこぞのおじいさんが孫のためにアパートを資産として残す計画を立て、不動産屋と相談に相談を重ねて決めた土地の地質調査が、ちょうど資材高騰のタイミングと重なり、予定していた金額以上に金がかかるということが判明し急遽中止になる。とか。

考え出したらキリがないが、おそらくこんな風に何かが起こり「じゃあやめるわ」とか「それいる?」とか「そこまでせんでも」なんて具合に事が運ばれ、仕事減少やキャンセルが起きてんだろうと推測する。

それと同じように、現に自分も一般消費者として必要上の物は買わないし、いくらかっこつけて高いホテルを予約しても家族に「興味ない」と言われたらすぐさまキャンセルする。それはなぜか?つまりどっこも自分ファーストで、銭に余裕がないってことでしょう。

そして余裕がないということはイコール必要なものに優先的に金を使うということだ。そんでもって優先的というのは社会の状況によって変化するものだから、今は優先されるものが一昔前と違う。

それなら現在、今後、優先されることって何だろうか?

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現在、今後、優先されることはなんだ?

ここまで書いてきたように、社会の変化によって仕事の在り方が変わってきている世の中で現在そして今後優先されることは何だろうか?

それは既存インフラの維持管理や補修だろう。昨今ニュースで下水道管破損に伴う道路陥没事故が多発していますが、このように老朽化したインフラ(橋やトンネル等)が全国各地に多く存在します。

今後のインフラ維持更新費用は増える見込みで、各自治体も新規整備よりも既存インフラの点検、整備を優先しているようです。

こうした事業にお金を多く使うとなれば、必然的に新規インフラ事業は減少せざる負えなくなりますよね。(超必要な物なら事業を進めるだろうけど)

企業や個人宅もそうで、最近ではなにも新築ばかりではなく、賃貸や空き家や中古物件の購入など選択肢は多くあります。

と、chatGDPさんに質問して間違った情報がないか確認しながら数行進めた。その上で、以下に私見を書く。

要するに新規インフラ事業が減って、保守、点検業務が増えるということである。

そして、そうなってくると、今まで通りのやり方で仕事してると「地質調査」の場合、確実に仕事が減る。

だって今まで圧倒的に何か作る(工事、建築)から地質調査をするというのがボーリング屋の主な仕事だったんだから。

作る系の地元の仕事が減少すれば、無論地元に居座って、仕事を待つとか言ってられなくなる。

実際、最近身近に、こうした変化を感じた結果、会社方針を話し合おうとした結果うまくいかず会社を辞めて地元のコンサルタントに移った奴がいるし、上記に書いてきたことを考えると、今後は今までと仕事の出方や種類が変わってくる流れに対して対応できるようにしておきたいところだ。

さぁそれでこの話、どうもっていこうかな…。

ボーリング業界は、考え、工夫する時

この見出しに対して「お前なんかに言われたくねーよ」みたいな声がありそうだ。一応知ってほしいが、自分でも書いていて思うところがあるというか、つまり恥ずかしさは自覚して書いているので許してちょ。

いやね、昔から腐るほど聞いてきた「地質調査は無くなんないから」という言葉がある。何ならそれを信じて若手時代に突き進んできたところもある。(無論、なくならないからという理由だけではない)

それと同じように「人手不足だから」というのもある。人手不足だからこの仕事をしていれば、絶対に、食い扶ちには、困らん。という考え方。

果たしてそうだろうか?

「地質調査は無くなんないから」も「人手不足だから」も、だから何なのだと思う。

新技術や新解釈が導入されるだけで、きっと思っているより簡単に仕事の在り方は変わってしまいます。

能率が飛躍的に上がる技術の普及、過去の既存の地質調査データがどこまで利用できるか、支持層確認についての考え方などが変わったとしたら…?

「イマ無いこと心配したってしょうがないじゃないか」「余計なこと言ってんじゃねえ」何か聞こえた気がするが、気にせず先へ参る。

人手不足や技術者の高齢化に伴って、仕事があると思っていたのに仕事量が減少してくると、地元以外の都道府県に出稼ぎに行くことになる。そうなると人手不足になったところで仕事の取り合いは起こる。黙ってても仕事の方からやってくるのは相当先の話だと思うわけ。

ボーリング屋に負担がかかりすぎている構図で業界が維持されているというところも気になっているし、地質調査という仕事が完璧を求めると難しすぎるというところについてもどうにかならないかとも思っている。

と、色々書いているようなことを日々感じておるんです。なんか話がボヤっとしてきた、おわりが近い気がする。

そうだ「業界」という言葉を使いましたが、今後の世の中に合わせて、仕事の在り方が変わっていくのなら、地質調査業界を代表する大きな組織や企業が今後のビジョンや方向性について、積極的に考えてもらいたい。そこで考えられたことがルールみたいなとこがあって、ルールを守って実務は行われるのでね。

それと、中小企業や個人経営も、もっとおもしろい会社作りや取り組みを行ってもいいんじゃないかと思います。(何もしない方がいいケースも多分にある)

そうして組織も実務ももっと柔軟になることで「地質調査」が本質的に意味のある、かっこいい職業になっていき、仕事をしたいと思える人が増える。ような気がするんだよね。

これからについて

今後はこれから「地質調査を始める」「オペレーターを目指す」としても、その方法や内容はいろいろあることを知ってから始めてほしい(親族経営ボーリング屋、独立、元請自社班、掛け持ち。地元主体、出張主体など。)

そして大事なことはその中で、どんな働き方のジャンルを選ぶか?ということだけではなくて、自分に合った方法で、なりたい自分を目指していけば、ボーリング技術者としての在り方は人の数だけあることだろう。

だから今後は、定型的な安定ばかり求めず、自分に合った環境で、やりたい路線を目指すのが良いんじゃないだろうか。

自分も親族経営のボーリング屋後継ぎ候補として今まではやってきましたが、今は元請け自社班に移籍したので今後は今までとはまた違った地質調査員を目指すつもりです。

この章に書いたことは実は特に自分自身に言える事だったりする。だから自分も今後自分に合ったこと、やりたいことを目指して地質調査に携わっていきます。

地質の勉強、仮設や孔掘り技術の向上、面白い地質調査記事を書くためのブログ活動、趣味のボーリング活動、アレとアレとか他にも色々と面白そうなことにチャレンジしたい。

楽しみである。

今後もよろしく。

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