
どうもボリーです。
調査ボーリングでは調査後に掘った孔の埋め戻します。そして埋め戻す作業のことを調査孔閉塞作業といいます。
日々現場で調査孔閉塞作業をしていて値段について考えさせられることが多々あります
今回は調査孔閉塞の値段についてです。
現在、調査孔閉塞の市場単価は1孔6000円前後でそこから下請けに支払われるのは2000円~3000円位じゃないでしょうか?
掘った孔を確実に埋め戻すのは簡単なようで労力のかかる作業なのでこの単価って適切なのか?と思います。
疑問に踏み込むべく現場の調査孔閉塞について考えてみたい。

調査孔閉塞の種類は大きく2つあります。
土砂で埋め戻す方法
セメントミルク、CB材で埋め戻す方法
それぞれの方法と現場での作業のポイントについて取り上げていきます。
土砂で埋め戻す方法について
掘削土(掘くず、スライム)や購入した材料(真砂土、砂利)を孔に投入します。
作業のポイント
・埋め戻しの際に急いで大量に土砂を投入すると孔の中で土砂が詰まって孔底から埋められなくなるので土砂は少しずつ投入する。
・掘削孔径や土質によって埋め戻しにかかる時間や土砂が変わる。
・掘削後の水位によって埋め戻しにかかる時間、やり方が変わる。
・現場環境によってかかる時間、やり方が変わる。
・埋め戻す土砂によって費用が変わる。
作業のポイントについて
確実に途中で詰まらないようにゆっくりと入れるとΦ86㎜で20mの孔の場合で10分~30分程度はかかります。
径が小さくなれば使用する土砂の量と時間も減ります。大きくなれば増えます。
水位が高いと土砂を投入しても孔口から掘削水が溢れてくるので現場環境によっては水を汲み取りながら土砂を投入します。
土砂で埋め戻す場合、基本的には現地で発生した掘削土で埋め戻しますが掘削土の種類や口径によって掘削土だけでは量が足りない場合があります。(自社では1孔に1つ以上は会社で購入している真砂土を使用することが多い)
購入する埋め戻し材料は自社では知り合いからまとめて購入していますが
ホームセンターなどで買うと土嚢袋25kgで200~300円していますから土砂を購入して埋め戻した場合、使う量によってはかなり費用がかかります。
セメントミルク、CB材で埋め戻す方法について
セメントミルクやCB材などのセメント混濁液をポンプやバケツにより孔に圧送、投入します。
作業のポイント
・セメント、ベントナイト、急結材などの費用がかかる
・始めたら後片付けまで通し行うので時間がかかる
・材料、機材の運搬
・練り混ぜ
・セメント混濁液投入後の資機材の洗浄
・悪天候時に作業能率が悪い
作業のポイントについて
埋め戻し材料は全て購入したものを使用しますからその分の費用がかかります。
セメントを使った作業なので準備~後片付けまでを中断することなく通しで行うのでまとまった時間がかかります。
セメント、ベントナイトの埋め戻し材料や練り混ぜに使用するドリルや発電機などの運搬作業が必要です。
ドラム缶や大きいバケツにセメント混濁液を練り混ぜます。
セメント混濁液を孔に投入して閉塞を終えるとセメント混濁液が付いた資機材を洗浄します。
雨の日などの悪天候時はセメントやベントナイトは紙袋に入っているので濡れることに注意しながらの作業になるので能率が悪くなります。
調査孔閉塞の値段
簡単に作業のポイントを取り上げてみました。
一概に調査孔閉塞といっても色々と手間がかかることが分かると思います。
僕が感じている調査孔閉塞の一般的なイメージは土砂埋め戻しの場合は掘削土(掘りくず、スライム)を適当に放り込んでいるというものです。
作業にかかる時間も10分程度で終わるものだと思われていそうです。
僕は以前、自分の中ではゆっくりと確実に埋め戻したと思っていた孔が作業後に沈下していたことがありました。
それ以降は特に注意して閉塞しているので閉塞作業にわりと時間がかかります。
現場技術者も埋めた孔が作業後に沈下さえしなければいいという考えの方もいますから閉塞にかける労力は人によって違います。
孔の中で大きめの石や土塊をつっこんで孔の途中で引っ掛けて孔の中で棚を作ってその上を埋めてしまうという荒技も存在します。
しかし現場でのこうした考え方は確実に埋めるのがめんどくさいからというよりも調査孔閉塞の値段(値打ち)が仕事的にも単価的にも低いから起こることではないでしようか。
掘り終わりに
以上のように調査孔閉塞について色々と取り上げましたが結局のところ調査孔閉塞の本質は確実に埋め戻すことです。
なので調査孔閉塞の値段について、現場オペとしてはなるべく経済的に作業をして確実に埋め戻した上で
単価にこだわり過ぎずにに使用した材料費代と現場環境によって手間がかかった部分を含めた金額を請求するようにしていきたい
みなさんの調査孔閉塞の値段はいくらくらいでしょうか?
ボーリング技術者 ボリ・ボリー