どうもボリーです。
先日アスファルト舗装された場所でボーリング調査を行いました。
この現場では作業後の清掃についてはそれほど細かく行う必要はないという指示をもらっていました。
それでも作業後はそれなりに泥水などで汚れてしまうので作業後には水で洗い流して清掃を行います。
このときの清掃ですが匙加減が非常に重要です。
匙加減の決め方は自分の気分?でなくて、現場の状況です。
この時の現場では
①清掃を細かく行う必要がないという指示有
②流い流した水を排水させられる箇所が有る
③作業後にしてはあんまり汚れてない(汚れ度 低い)
という状況でした。
というわけでこの時の匙加減は
あんまり汚してないし、洗い流しやすい箇所だし、汚れの目立つ所は特にキレイにして、その他はそれなりに洗い流す。
というような清掃作業にしました。
洗い流し方として基本的に抑えておきたいポイントがあるので、ポイントと対策を記します。
①高い位置が汚れている場合に注意
高い位置が汚れていて低い位置が汚れていない場合にそのまま高い位置から洗い流すと汚れていない低い方まで汚れてしまい清掃範囲が広がる。
対策
・洗い流す前に高い位置の汚れをほうき、ちりとり、角スコップなどで除去してしまう。
・洗い流す場合はウエスや土嚢で汚れた箇所を囲い、低い位置へ洗い水が流れないようにする。
②舗装上は基本的に作業前からピカピカではない
舗装上は基本的によく見れば砂埃などで汚れているので、作業後に汚れた箇所をキレイにし過ぎると清掃した箇所の方がキレイに見えてしまうことがある。
対策
・現場の指示によるが作業前の状態への復旧でいいのなら作業前の状況を覚えていて、作業に使用した範囲内の過度な清掃に注意する。
上記の洗い流すときの基本的なポイントを意識して洗い流して清掃完了にしようとしたとき、作業している横でこちらを見ている担当さんの表情がパッとしてないので
もう少し洗います?と聞くとそうだね。と答えたのでもう一周だけ軽く掃除してから清掃完了としました。
清掃後に担当さんと話をしていると、実は担当さんがした最近の現場で舗装上の清掃が足らずに清掃のやり直しがあったようでした。
清掃の匙加減はその時々の人の気持ちの問題も関わってくるところもありそうです。
だから清掃後は担当さんや地元の方にその場で確認してもらうと安心して現場を撤収できますね。
また、作業前から汚さないでほしいとか、汚れたとしても超キレイに復旧してほしいというような指示の現場もあります。
そういう現場では今回のような匙加減がどうのではなく、きちんと時間と労力をかけて清掃する必要があります。
あとで清掃が楽になるようにシートを強いて作業するような工夫も出てきます。
色んな現場がありますから毎回少し違うニーズに合わせて匙加減の調整をうまいことしてやっていきたい。
いい孔掘れますように。